刺繍機マスターへの道 ①

使いこなせていない設備

アートワークスには3年ほど前に設置した刺繍機がります。タジマ社製のSAIという機種で、入門機ながらできることは幅広く帽子やシューズなどにもできます。

一度挫折していた刺繍

設備まもなく、いろいろとやってみたのですが上手くいかなかったことをまとめてみます。

刺繍はセッティングが命

刺繍機は最初のセッティングが非常にデリケートで、生地の張り方、針の微妙な向き、上糸と下糸の強さのバランスなど、どれかひとつでも噛み合っていないとすぐに糸が切れてしまいます。

アートワークスではドライTシャツに使うことが多かったので、伸縮性があることが返って難易度を上げてしまったのかなとも思います。
刺繍ができても、すんごい生地が突っ張ったりとなかなか上手くいきませんでした。

刺繍専用ソフトは難しい

また、刺繍のソフトはこれまで使用したデザイン系ソフトと全然違いました。
これまでイラストレーター、フォトショップ、インデザインなどいろいろなソフトを使ってきていたので、まぁ問題ないだろうと思っていたのですが、操作性がAdobe系のソフトといろいろ違いすぎて馴染めませんでした。
専用ソフト(Tajima DG16 by Pulseというもの)も購入したのですが、専門的すぎるのか使い方の情報などネットにもまったくありません。PDFマニュアルも545ページもあり、ちょっと逃げちゃいました。

そのため商品としては、刺繍しやすいフォントを使い、縫いやすい生地に厳選して、時間を過ごしてきました。

スポーツウェアと刺繍の相性の良さ

そんなこんなで使いこなせないままきていたのですが、アートワークスでは今後スポーツウェアの制作に力を入れていこうとしています。

刺繍ができると靴下やタオル、カバンなど色んなものにネームを入れたりできます。
使いこなせればワッペンだって作れるようになるわけです。

また、お客様からも「袖のネームは刺繍を入れたい」というご要望も多く、少し本腰を入れて刺繍の制作研究をすることに決めました。
545ページのPDFも必要な機能だけを厳選して覚えていきます!

目標がないとモチベーションの維持ができませんので、

「AWロゴで3D立体キャップを作る!」

としたいと思います。NEW ERAのキャップってめっちゃ格好良くて好きなんですよね。
キャップの前頭部にロゴが立体的に飛び出しているのにすごくあこがれています。

というわけで、これから刺繍機が使いこなせるまでをブログに書いていければと思います。

頑張ります!

[イラストレーター]複数のアートボードを個別のPDFで出力するスクリプト

アートボードのページ毎にPDFファイルを書き出しをしたい!

こんにちは。ADOBEスクリプト初心者の田坂です。

昨年末からイラストレーターのスクリプトを使えるようになるために、JavaScriptの勉強を続けてました。
ようやく誰かの役に立てるんじゃないかと思うスクリプトができたので、公開してみることにしました。

あなたはイラレのアートボード毎に個別でPDFファイルに出力できたらいいのにと思ったことはありませんか?

僕はめっちゃありました。

どんな時にあったのかと言うと、例えば名刺のデータを画像のように全員分の名刺と裏面のデータをアートボードで管理していました。(ぼかしてごめんなさいね)

アートワークスの全員分の名刺です。

.aiや.eps形式だと個別に保存することはできます!でも僕がやりたいのはPDFなんです!

なんでPDFにしたいかというと、溶剤の大判プリンターや、フラットベッドのUVプリンターで印刷する時に必要なんです。

理由は分かりませんが、.eps形式でファイルを出力すると、0.2mmぐらいのズレがでちゃうんですよね。なので、どうしてもPDFファイルで出力がしたかったんです。

イラストレーターからPDF保存すると、全ページが繋がったPDFファイルになってしまいます。
いろいろ試しましたよ。。。


全ページ繋がったPDFをAcrobat で開いてページ分割したり。。。
.ai形式で分割したファイルをアクションでPDFファイルに保存し直したり。。。

。。。

。。。

めんどくさっ!!!!

答えはスクリプトにありました。スクリプトならPDFファイルをアートボード毎に1枚ずつ書き出すことができるんです。

スクリプト初心者の僕としてはコードが書けた時はかなり感動しましたし、こんなにラクになると思っていなかったので、勉強してよかったと思いました。

短いコードですが、いろいろ理解するには結構な時間がかかりました。

全国の「全アートボードを個別のPDFで書き出したい」皆さん(そんなにいないかもですが)の役に立てれば幸いです。

仕様

  • イラストレーターファイルと同じ階層にPDFが出力されます
  • ファイル名は`イラレのファイル名_アートボード名`です。
  • 全部のアートボードが書き出されます。※途中のページだけなどはできません。

イラストレーターのスクリプトは、アクションでできない細かいところまで手が届いたり困った問題をいろいろ解決できます。今では会社の業務改善でいろいろできるようになったので、楽しくてたまりません。私が勉強した方法については、いつかブログにしようと思います。

ではでは。。。


追伸:

もし自分でもイラストレーターのスクリプト開発をしたい方は以下の書籍がおすすめです。(というかほとんど書籍はないのですが・・・)ひとつひとつ動きを確認しながら行うと少しずつ分かるようになりました。
Adobe JavaScriptリファレンスは使用できる関数の説明などがあります。(イラレ以外のadobeソフトでも応用がききます。)
Illustrator自動化基本編 はイラレのみで色んなサンプルコードが載っています。
※どちらもkindle unlimitedに加入していたら無料で読めますよ。(2021年11月時点)

あとは英語で少しハードルが高いように思いますが、adobeの公式リファレンスガイドが役立ちます。オブジェクトの種類によって使える関数など決まっているので、手元には必ず置いておきたい一冊です。私はiPadのGoodNoteに入れて使っています。
https://www.adobe.com/content/dam/acom/en/devnet/illustrator/pdf/Illustrator_Scriptin_Reference_JavaScript_cc.pdf